強度検査方法
ファスナーの強度検査には様々な検査方法があります。基本的な強度は、以下の検査方法により測定されます。(JIS S 3015:2019 に基づく)
※引張試験機:引張速度は300mm/min.
■チェーン横引強度(2.5cm当り)
ファスナーチェーンを横方向に破壊するまで引っ張り、横方向の引っ張りに対してどの程度耐えられるかを評価する。
一般的なファスナー強度を表わす方法。
■開部横引強度
開部を横方向に破壊するまで引っ張り、開部が横方向の引っ張りに対してどの程度耐えられるかを評価する。
■上止部縦引強度
ファスナーを完全に閉じた状態でスライダーを長手方向に引っ張り、上止部が引き上げる力に対してどの程度耐えられるかを評価する。
■下止部引裂強度
スライダーを下止に接するまで下げ、チェーンを左右に開き、引っ張ることで、下止部が左右の引裂力に対してどの程度耐えられるかを評価する。
■スライダーロック強度
スライダーのロックがかかった状態でチェーンを左右に開き、引っ張ることで、スライダーのロック保持力を評価する。
■スライダー総合強度(90°)
スライダーの胴体を固定し、引手を垂直方向に破壊するまで引っ張り、引っ張りに対してどの程度耐えられるかを評価する。
※引張速度100mm/min.■スライダー引手ねじり強度
引手を胴体に対して垂直に立てた状態で一定方向(右方向)のねじり負荷を加え、どの程度耐えられるかを評価する。
上記以外の強度検査として往復開閉耐久試験などがあります。
※商品の色、サイズは写真と異なる場合がございます