ファスニング製品を使用した製品にアイロン・プレスを行う際には、思わぬ破損や変形を避けるため、以下の事項にご注意ください。
ファスナー全般
ファスナーを閉じ、直接アイロンが当たらないよう、必ず当て布をしてから行ってください。
スライダー部分は避けて行っていただくことをお勧めいたします。圧力が加わりますと、引手破損、スライダーの口径潰れによる摺動不良(重たくなる)などの要因となります。仕様上どうしても避けられない場合は、引手を反転させず、正しい方向に倒した状態(正転)で行ってください。
■例:引手の正しい方向
![スライダー引手の方向正転](/img/page_about_product/18_01.png)
![スライダー引手の方向正転](/img/page_about_product/18_01_sp.png)
![スライダー引手の方向反転](/img/page_about_product/18_02.png)
![スライダー引手の方向反転](/img/page_about_product/18_02_sp.png)
引手に負担が掛かり易い状態となっている。
■引手破損・口径潰れの事例
![引手折れ事例](/img/page_about_product/18_03.png)
![引手折れ事例](/img/page_about_product/18_03_sp.png)
![スライダー割れ事例](/img/page_about_product/18_04.png)
![スライダー割れ事例](/img/page_about_product/18_04_sp.png)
![スライダー口径潰れ事例](/img/page_about_product/18_05.png)
![スライダー口径潰れ事例](/img/page_about_product/18_05_sp.png)
オール樹脂スライダー
![オール樹脂スライダーのロックピンが下りた正常な状態](/img/page_about_product/18_06.png)
![オール樹脂スライダーのロックピンが上がった状態](/img/page_about_product/18_07.png)
ロックピンが上がった状態で高温などの環境下におかれると、樹脂のロックピンにクリープ現象(荷重を継続的にかけると徐々に変形していく現象)が発生し易くなります。
スプリング部が変形し、バネ性がなくなり、ロック不良の原因となりますので、ご注意ください。
※商品の色、サイズは写真と異なる場合がございます